2009年10月23日

厳しさが人を育てる

先日、某専門学校の学長があるTV番組で紹介されていた。

就職率100%という脅威の数字に対しての秘密…自身が経験された苦労を含めての教育方針は、本当に素晴らしいものだった。

『厳しくなければ教育ではない』

語弊もあるかもしれないけれど、社会の厳しさを社会に出る前に伝える事は非常に大事な事だ。

僕はこのブログで、日本の過保護すぎる面を含めて色々指摘してきたつもりだけれど、『就職率100%』の数字が物語る事は『厳しさ』に秘密があるのではないか?と思う。


結局高校生ぐらいまでは、ある程度法律や学校、保護者に守られてもしょうがないんだけど、それの度が過ぎるからこそ、社会の厳しさに負けてしまう若者が増えていく傾向があるのではないか?


理屈じゃなくて、戦中、戦後の厳しい状況を乗り越えてきた人の話は説得力がある。しかし、今の子供達はそういう話は知識にあっても、それの何十分の一の障害も乗り越えられずにふてくされてしまうのが現状じゃないかな?


本当の厳しさを知るのは社会に出てからかもしれないけど、少なくとも学生の年齢のうちにその準備をしなくてはいけないのに、多少の厳しさも知らないで育ってしまった者は社会に適合できずに苦しむんだよね。


前からずっと指摘してるけど、プロサッカー選手だって一つの職業。そのプロサッカー選手になりたかったら、指導者がそれなりの厳しい環境を作り出しての練習は不可欠。

厳しさっていうのは厳しい練習だけじゃなくて、生存競争の厳しさだとか、社会の中で生きていく厳しさだとか…特にピッチ外での教育が欠けてしまっては全く意味がない。

でも、残念ながら今の日本全体の育成のやり方だと、厳しさを知らない温室育ちの選手があまりにも多く育ってきてしまうような気がしてならないんだよね。

個人的にはU-18世代までの移籍を今よりも活発にできるようにして、Jクラブの下部組織も契約制にして、力が足りない選手は契約を打ち切られて他チームに移籍しなければならなくなるとか、逆に力のある選手は他チームから引き抜かれるような環境が出来上がるのが望ましいと思う。

素行の悪い選手や、学業面での成績が振るわない選手なんかも契約を打ち切られるっていうプレッシャーを持ちながらプレーすることは、むしろプラスの要素も多いと思うけどどうだろう?

義務教育が15歳、中学校3年間で終了するからこそ、そういった厳しさを与えることで、社会でも通用する人間が育ってくると思うのだけど…。



Posted by tomo-japonezinho at 20:43│Comments(2)TrackBack(0)育成
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この記事へのコメント
ホントにそう思うね。

今の子達は、自分達の環境をコーディネイト出来ない子達が多いね。

一次流行した言葉で『マニュアル人間』ナンテのがあったけど・・・

自分達で何かを見つけて・・・あるいは、気付いて・・・どうする。こうする。っていうのと、ある事柄に全力で取り組む事が出来ないね。
コツコツ努力は、すごく苦手なような気がします・・・。

家の愚息は、好きな事柄でも練習以外の場所での努力って言うのは
皆無ですね。

困ったもんです・。。。
Posted by nao at 2009年10月24日 02:26
>naoさん

大人にマニュアル人間が増えると、どうしても見本がマニュアル人間になっちゃいますからね…。

俗に言う『自発的動機』がないと、進んで何かに取り組むっていうことは難しいんですが、指導の立場はこの『自発的動機』を引き出すのが難しいですね…
Posted by tomojaponezinho at 2009年11月18日 12:36
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