2009年11月17日
プレーイングエリアの確保
最近では、GKからのフィード等の際でのヘディングの競り合いの前に、一切駆け引きをしないでボールにがむしゃらに競り合う場面を見ると残念に思ってしまう。
守備側の選手は、自分のゴールを守るために前を向けるから、ある程度ボールを見ながら競ることができるから有利なんだけど、攻撃側の選手の工夫の無さは本当に残念。
高さのない選手は特にそういう工夫がないとボールをキープするどころか、先にボールを触れないと思うんだよね。高さのある選手だったら尚更工夫があればボールを懐に収めるっていう選択肢もできてくる。
具体的に言えば、あるJでプレーするブラジル人選手のFWは、身長はそれほどでもないから、GKからのパントキックでのフィードに対してヘディングで競り勝つことはあまりないけれど、自分より大きなDFの選手を背負ってボールを懐に入れて、攻撃の起点になれる場面が多かった。
その工夫っていうのは、DFの選手は勝手に落下点に入ってくれるので、ボールが落ちてくる前にボールを見ないで前を向いて一度DFの選手の懐にぶつかってから、腕を使ってプレーイングエリアを確保することだ。実際にそういうボールのない場面での駆け引きは、ボールウォッチャーになってしまうDFの選手には非常に厄介だろう。
ちなみにスペースにボールが出た時に、こういう駆け引きを前もってしておくことで、一瞬のスピードでDFは置き去りにされたりしてしまう…密着でマークすると、どうしてもスペースを埋めることは難しくなるからね。
また高さのある選手の駆け引きにおいても、どうしても腕を使ったプレーができていなくて残念な気がする。鹿島の田代みたいな、高さだけでなくてジャンプ力がずば抜けている選手が、相手DFのプレーイングエリアを奪うように腕を使えたら…なんて思ってしまう。
実際に先日の天皇杯の神戸戦では、腕を使う前にジャンプしてしまって、相手DFに競り勝っても自分の身体を守れないで大怪我を招きそうな場面が何度もあったし、審判のジャッジがそういった接触プレーに対して無駄に敏感だった為に、明らかにDFが背中を押していても、田代が先に飛んだ分、落ちてくるタイミングのズレから、結果としてファウルを取られて、『跳び損』みたいな事になっていた。
※まあ審判のジャッジの質も低かったんだけど…(苦笑)
ヘディングってプレーに関しては、自分が有利になるためだけでなく、跳んだ後は無防備な姿勢になるからこそ、その前の駆け引きをしないと予期せぬ大怪我にも繋がってしまう。
そういう意味でも、指導の上でボールをしっかり当てることだけでなくて、その前の駆け引きをしっかり教えてあげないと、自分だけでなく相手も怪我させてしまう可能性が出てくるってことも理解しないといけない。
やっぱり前述の田代みたいな身体能力を持った選手はもったいないよね。
11月14日(土)天皇杯の鹿島対神戸をスタジアムで見ていて色々考えたけど、オリヴェイラ監督が試合後の会見でも、審判のジャッジに対してもコメントしていたらしい。
でも、それだけじゃないんじゃないか?って思ったので書いてみました。
この記事へのコメント
本当、マルキの競り合い方は上手いですよねえ。
(某ブラジル人がマルキを指すものと勝手に確信 笑)
ブラジルの選手に限らず海外の選手は、身長ないとしても
その体格の範囲内で上手く戦える術を身につけてるのが目につきますよね。
黄色人種は白人、黒人に比べて筋量で劣る等の理由もあるのかもしれませんが
それを込みで考えても、もうちょっとやりようがあるんじゃないかなと思います。
(某ブラジル人がマルキを指すものと勝手に確信 笑)
ブラジルの選手に限らず海外の選手は、身長ないとしても
その体格の範囲内で上手く戦える術を身につけてるのが目につきますよね。
黄色人種は白人、黒人に比べて筋量で劣る等の理由もあるのかもしれませんが
それを込みで考えても、もうちょっとやりようがあるんじゃないかなと思います。
Posted by 代打 at 2009年11月18日 23:56
>代打さん
某ブラジル人選手が誰かはあくまで某にしておきますが、浦和等でプレーしたワシントンなんかは、あれだけの体格でも、腕の使い方や駆け引きは素晴らしかったですね。
ご指摘のマルキーニョスも、一瞬のスピードを活かす駆け引き等、日本人選手との差を感じます。
実際、田代もマルキーニョスの側でプレーする時間の長かった2007シーズンには、マルキーニョスから学んだ物は多かったはずですが、やはり試合に出続けられないとコンディションは維持できないのかもしれませんね。
興梠なんかは体格からも、マルキーニョスから学んだ物は多いと思います。
筋量に関して言えば、やはり若年層からの栄養管理やフィジカルトレーニングなんかも取り入れた上で向上できると思うので、指摘した駆け引きと共に改善していけるといいと思います。
某ブラジル人選手が誰かはあくまで某にしておきますが、浦和等でプレーしたワシントンなんかは、あれだけの体格でも、腕の使い方や駆け引きは素晴らしかったですね。
ご指摘のマルキーニョスも、一瞬のスピードを活かす駆け引き等、日本人選手との差を感じます。
実際、田代もマルキーニョスの側でプレーする時間の長かった2007シーズンには、マルキーニョスから学んだ物は多かったはずですが、やはり試合に出続けられないとコンディションは維持できないのかもしれませんね。
興梠なんかは体格からも、マルキーニョスから学んだ物は多いと思います。
筋量に関して言えば、やはり若年層からの栄養管理やフィジカルトレーニングなんかも取り入れた上で向上できると思うので、指摘した駆け引きと共に改善していけるといいと思います。
Posted by tomojaponezinho at 2009年11月19日 16:43



