2009年12月03日
良い選手の基準
・がむしゃらにプレーするのではなく、考えて全力でプレーする選手
・攻撃だけ、守備だけに偏らない選手
・攻撃のために守備が出来る選手
・守備のために攻撃が出来る選手
・あくまでチームのために個人技を活かせる選手
・精神的に強い選手
言葉にするのは簡単だけど、実際にこういったことのできる選手って、意外といないんだよね。
『頑張る』って言葉を勘違いして、ただ一生懸命がむしゃらにやる選手は良い選手に見えるけれど、実はチームのバランスを壊してしまう。
そして、前に草サッカーに行った時、
『ディフェンスの選手は、0点に抑える喜びをやり甲斐にして欲しい…』って言った人がいて、その考えを否定はしないんだけど、僕個人的には『?』って感じで、共感できなかったんだよね。
やっぱり僕らが選手を育てていく上で考えなければいけないのは、『多種多様』を理解できる選手じゃないか?って。
だけど、現代のサッカーにおいてはFWも守備の負担を苦にしないということが重要だと思うし、守備の選手でもボールを失わないことだったり、攻撃参加や決定機に絡むことは最低条件だと思うんだよね。
2008シーズンの鹿島のマルキーニョスなんかは、前線からの守備だけでなく、得点能力としても得点の仕方が多彩だったと思うし、MVPとして相応しいかったと思う。
あのシーズンのマルキーニョスは日本人FWの目指すべき姿を実践してくれたと思うな。
2009シーズンは研究されたり、コンディション不良なのか、なかなかベストの状態でのプレーは見られなかったけど、先日のガンバ戦では本来の姿を見せてくれたような気がする。
興梠はそのマルキーニョスの側でプレーして伸びたって誰もが思うよね。トニーニョ・セレーゾ元監督がブラジルに帰る際、『ブラジルに連れて帰りたい』と言った能力を持つ選手だからこそ、そういったマルキーニョスのプレースタイルを学ぶことは大きいと思う。
そして2007シーズンに小笠原がイタリアから帰国した際のプレースタイルの変化は興味深かった。
まさしく攻撃の為にボールを奪うというヴォランチとしての理想のスタイルだったと思う。
残念だったのは2008シーズンになると疲れが出てきた頃に守備面での貢献が落ちてきて、尚かつ長期の怪我での離脱があったこと。
そして2009シーズンは開幕戦で復帰したものの、2007シーズンに比べると守備面での貢献が徐々に落ちてきてしまったように感じた。
しかし、ガンバ戦の先制点に繋がったボール奪取等のプレーは、コンスタントに意識して欲しいプレーだと感じた。
どうしてもカシマスタジアムに足を運ぶ機会が多いので、鹿島の選手を例に出してしまうけれど、海外経験のある選手が学んだプレーというのは非常に興味深いし、良い選手になる一つの例じゃないか?と思う。
特に興梠なんかは海外に挑戦して欲しい選手であるし、代表でもスタメンのチャンスを得られたらと思うのだけれど…。
あとは一昔前のブラジル代表の両サイドバック、カフーとロベルトカルロスの様なサイドバックが日本に育ってきたら…と思うけれど、それにはまだまだ時間がかかりそう…。
CBに関しても闘莉王は帰化選手だし、日本には世界基準のディフェンスの選手、要するにゴールを守るだけの選手じゃなくて、攻撃にも貢献できるDFの選手を育てていこうとする努力が必要じゃないか?って思う。
※まあ闘莉王に関してはちょっとワガママに前に行きすぎる気はするけど…。
メンタリティに関しては別の機会で触れるとして、攻守のバランスが全てのポジションにおいて必要とされているし、本当にいい選手はそういう事を常に考えられるよなって思った。
ただ『頑張って守る』っていうような守備のレベルじゃ通用しないのがプロや世界のサッカーだからね。
いや、本当は草サッカーのレベルでもそうならないといけないんだよね、国のサッカーのレベルを上げるっていうことは。



